Seven...YUKI
「光輝?どうしたの…?」
「…キス」
どくんっ
え…?
「高嶋と…したって聞いたから」
「…なんで…知って…」
「田所さんから聞いた」
「……ごめん…なさい…」
そう言った瞬間涙が溢れてきた。
「なんで雪が謝るんだよ」
自分から離してうつむくあたしの顔を
覗き込む光輝。
「ごめんなさい…ごめんなさい…」
分からないけど…謝るしか出来ない。
「高嶋が無理やりしたんだろ?」
「そう…だけど……ごめんなさい…」
自分でも意味が分からず謝る。
「どんなキスされた?」
あたしの頬に触れた光輝は
真剣な表情で聞いてきた。
「え…」