Seven...YUKI


「ダメだってば…光輝っ」



必死に抵抗するけど光輝の腕の中から
抜け出せない。



強い力に逆らえない。



怖い…光輝がすごく怖い。



…こんな光輝はやだ…。



「やだ…やだ!!」



そう叫ぶと光輝の動きが止まった。



そしてすぐに脱がせようとしていた
パーカーをちゃんと着せ、
自分から遠ざけた光輝。



「…はぁ…っ…こう…き…?」



「ごめん雪…俺もう限界…」



あたしに背を向けそう言った。



「もう俺紳士でいられない…」



「紳士…って?」



「消毒なんかじゃ足りないんだよ…」



うつむき頭を抱えた光輝。



「雪の過去のことを考えて今まで
我慢してた…雪のこと大切だから。
でも…俺たち付き合って2年だよ?
雪だってもう18なんだよ?」



「…光輝…」



「…俺…雪のこと好きだから」


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