Seven...YUKI
「分かりました。さようなら」
「さようなら」
車の窓を閉めて帰っていった田所さん。
今…4時か…。
光輝が帰ってくるまでまだあるな。
…やばい…あたしすっごい緊張してる?
どうしよう…やっぱするんだよね…。
チェックとかした方がいいよね…
いろいろと。
「と、とりあえず…部屋の掃除
しよっかな?」
誰もいないのに1人で気合を入れた。
何もすること無いし…じっとしてたら
いろいろ考えちゃいそうで嫌だし…。
最近忙しくて掃除できてなかったから
ちょうどいいや。
布団も干して…って…。
あたし…なんかすごい変態みたい…。
意識しまくってるよ…。
だめだ…落ち着け雪!
両頬をぱちんっと叩いてマンションに
入ろうとしたその時、
「愛莉さん」