Seven...YUKI


「今日は宮さんが1番ですよ?
早く準備してください」



いつもと違い冷たい光輝。



まるで別人の光輝。



「何…言ってるの?」



苦笑いするけど表情を変えない。



「愛莉さま。
その男に近づかないでください」



あたしの元に駆け寄ってきたガードが
そう言う。



…どういうこと?



「余計なことはするんじゃないぞ山村」



何が?



「…早く準備してください」



何で言い返さないの?



光輝の腕を掴んでいたあたしの手を離し、
ガードに連れていかれながらも見つめる
あたしから視線をはずした光輝。



どうして?



何で昨日のことを聞いてこないの?



何で無反応なの?



こんな光輝知らない…見たこと無い。



…宮さんって…何?



< 441 / 591 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop