Seven...YUKI
「今日は宮さんが1番ですよ?
早く準備してください」
いつもと違い冷たい光輝。
まるで別人の光輝。
「何…言ってるの?」
苦笑いするけど表情を変えない。
「愛莉さま。
その男に近づかないでください」
あたしの元に駆け寄ってきたガードが
そう言う。
…どういうこと?
「余計なことはするんじゃないぞ山村」
何が?
「…早く準備してください」
何で言い返さないの?
光輝の腕を掴んでいたあたしの手を離し、
ガードに連れていかれながらも見つめる
あたしから視線をはずした光輝。
どうして?
何で昨日のことを聞いてこないの?
何で無反応なの?
こんな光輝知らない…見たこと無い。
…宮さんって…何?