Seven...YUKI
まだ好きでいてくれてるのに…
どうしてあんな態度をとるの?
どうして…連れ戻しに来てくれないの?
不思議に思わないの?
それだけが引っかかる。
光輝は…何か知ってる?
「今日は山村はいないようですね…」
スタジオに入るなりガードが口にした。
朝早くてまだうつろなあたしは
スタジオを見渡した。
ほんとだ…どうしたんだろう。
「いないならそれでいい。
愛莉さま、楽屋へ行きましょう」
「言われなくても…」
あたしはガードに冷たい態度。
いつもこんな感じ。
疑問だらけの毎日にあたしは常に
イライラして、自由を奪うガードには
特に冷たい。
後ろをついてくるガードを邪魔に
思いながら楽屋へ行くと、
「あっ!雪ちゃん!!おはよう」