Seven...YUKI
「やめて光輝!」
必死にもがいても抜け出せない。
「やめっ…ふっ…んっ…」
あたしにキスをしながらベッドに
押し倒す光輝は嫌がるあたしに
気付かないふりをして首筋にキス。
そのままあたしの服に手をかける。
「ダメ…光輝っ……っ…やめて」
やめてよ…そんなことしないで。
「ふぇ…ぐすっ…」
しちゃったら…諦められない。
きっと…諦められない。
光輝に腕を掴まれてるせいで
どんどん溢れる涙を拭けず、
必死に目を閉じていた。
するとさっきとは違う軽いキスを
したと思えば腕を離しあたしから
離れた光輝。
「後悔だけはすんなよ…」
あたしの目を見ずそう言った。
あたしは服をなおして部屋から出た。
≪後悔だけはすんなよ…≫
そんなのもう無理。
もうすでにしてるんだもん。