Seven...YUKI
光輝だけが苦しむことになる。
光輝だけが変な目で見られてしまう。
≪あいつのこと想うなら≫
光輝のことを想うなら…。
あたしから別れを切り出さなくちゃ
いけない。
「雪?」
いきなり光輝に話しかけられた
あたしは弁当を食べる手が止まる。
「どうした?なんかぼーっとしてない?
俺の話聞いてた?」
「え…あ、ごめん。何?」
「だから~昨日休んだだろ?
調子大丈夫?」
その言葉に言葉がつまる。
「どした?」
「ううん…大丈夫。
ちょっと疲れがたまってたみたいだから
休んだだけ」
「そっか、良かった」
安心したように持っていたパンを
口に入れた光輝。
言えないよ…。