Seven...YUKI


光輝だけが苦しむことになる。



光輝だけが変な目で見られてしまう。



≪あいつのこと想うなら≫



光輝のことを想うなら…。



あたしから別れを切り出さなくちゃ
いけない。










「雪?」



いきなり光輝に話しかけられた
あたしは弁当を食べる手が止まる。



「どうした?なんかぼーっとしてない?
俺の話聞いてた?」



「え…あ、ごめん。何?」



「だから~昨日休んだだろ?
調子大丈夫?」



その言葉に言葉がつまる。



「どした?」



「ううん…大丈夫。
ちょっと疲れがたまってたみたいだから
休んだだけ」



「そっか、良かった」



安心したように持っていたパンを
口に入れた光輝。



言えないよ…。

< 521 / 591 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop