Seven...YUKI
光輝の温かさに甘えてる。
光輝の気持ちに甘えてる。
光輝は毎日宮さんを説得するけど
宮さんの考えは変わらない。
けど、ガードが厳しくなることは無い。
スタジオではいつもの倉庫で会い、
香奈さんの家に泊まることを許されると
2人で一緒に同じベッドで眠る。
高嶋が気付いてるくらいだから
宮さんもきっと気付いてるはず。
なのに何も言ってこない。
そんな宮さんにもあたしは
甘えてるのかもしれない。
宮さんが許すから光輝と会える機会が
どんどん増えて、
増えることによって別れを言わなければ
いけないと言うあたしの気持ちは
どんどん薄れていく。
パンッ
「いい加減にしろよっ!」
リビングに響く音。
高嶋に叩かれたあたしは叩かれた頬を
おさえて高嶋を睨む。
「またあいつのとこ行ったんだろ…
そうなんだろ!?」
いらだつ高嶋はあたしにそう叫ぶ。