Seven...YUKI
あたしはあわてて自分の部屋に戻った。
それと同時に枕元に置いておいた
丈の日記を持って玄関に向かう。
そこにはみんなに見送られてる
お父さんとお母さんがいた。
「それじゃあ…ありがとうございました」
「いえ…こちらこそ…このようなことに
なってしまい申し訳ありませんでした」
「いえ…あの…丈の彼女さんは?」
あたし?
「あぁ愛莉ちゃんは…愛莉ちゃん!?」
走ってやってきたあたしに園長先生は
かなり驚いていた。
「愛莉ちゃん!体は大丈夫か?」
「大丈夫…あの…丈のお父さん、
お母さん」
あたしは息を切らせながら
2人を見つめた。
「…これ」
あたしは2人に日記を渡した。
けど、何か分かっていないのか
疑問そうに見つめている。
「あの…これは…丈の日記です。
あたしが持ってたんです…」
そう聞くと2人は荷物をその場において
日記を開いた。