Seven...YUKI
あたしも受験生か~…。
まぁ、自分で言うのもあれだけど
あたしは頭がいいから
あんまりあせってないけどね。
そんなことを考えてたら
すぐに施設に着いた。
「あれ?」
門の前に見慣れない車が止まってる。
しかも結構高そう…お客さんかな?
「ただいまぁ~」
「あ、愛莉ちゃんお帰り。
ちょっとこっちおいでっ!」
玄関に入るなりリビングから
顔を出してる先生に呼ばれた。
「何ですか~?あたし疲れてて…」
「いいから早く来なさい!」
…?
言われたとおりリビングに向うと
施設の先生と子供達が全員そろっていた。
「…ねぇ、何してるの?」
近くにいた高校生のお姉ちゃんに
声をかけた。
「子供を引き取りたいって人が来てるの」
引き取り…
あっ、門の前の車がそうだったのかな?