大好きだから、キミの前では笑っていたい。
言い出せばキリがない後悔の数々。
後悔先に立たずとはまさにこの事で、もう何も言えなかった。
「これから……、放課後一緒に帰ることも、遊ぶことも、寝落ち通話も出来なくなっちゃうのかな……っ」
いざ言葉にしてみると、それはとても残酷だった。
彼女が出来たのだから、当然他の女の子との関わりは断ち切ることだろう。
ましてや私なんて、ただの友達とは言えないような仲を築いていたのだ。
今まで通りなんて、あるはずがない。
「イヤだ……っ。そんなのイヤだよ……」
溢れんばかりの涙をこぼそうとも、変わらない現状。進んでいく時間。
胸が引き裂かれるように辛くて苦しくて、耐えられそうにない。