超人気アイドルは、無自覚女子を溺愛中。

◆颯side





あれ?
なんか今日……。



「このままいけば、今日は予定より早めに終わりそうだな」


だよね!

マネージャーの言葉に目を輝かせる。



「おれ、がんばる!」

「おう、がんばってくれ!」



なんだかいつもよりスムーズに現場が進んでいる。

今日はこのあと仕事は入っていない。


ゆきちゃんに会えるチャンスだ!


順調に進むとキャストさんもスタッフさんも楽しそうで、おれも楽しくなってノってくる。

楽しく仕事を進めることができ、巻きで終えることができた。




「お疲れ様です!」



声をかけながら控え室に行き、着替えるよりも先にスマホを手に取る。

すぐにゆきちゃんとのトーク画面を開き、ゆきちゃんにメッセージを作成し送る。




《ゆきちゃん!時間できたから、カフェ行くね!
久しぶりだから楽しみ~!!》



打ちながらにやけてしまう。

早く会いたいなぁ。




< 201 / 400 >

この作品をシェア

pagetop