超人気アイドルは、無自覚女子を溺愛中。
ゆきちゃんがかわいすぎてドキドキするよ。
ほんとこんなのゆきちゃんだけだ。
「ゆきちゃんの部屋、行こっか」
「はい……ひゃあっ!お、重いので……」
「重くないよ。シンデレラ」
ゆきちゃんをお姫様抱っこする。
足も軽いとはいえ捻挫もしてるし、腕も不自由だ。
そんなゆきちゃんに負担をかけたくない。
「痛くない?」
「大丈夫、ですけど……」
「ならよかった」
言ってゆきちゃんの唇にちゅっと音を立ててキスを落とす。
久しぶりの温もりに胸がいっぱいになる。
やばい。
もっとしたい。
けど、まずはゆきちゃんの部屋に行かなきゃ。
いや、部屋に行ったほうが止まらないかも。
話をしたいこと、しなきゃいけないこと、たくさんあるのに。
ゆきちゃんを前にすると好きがあふれてそれどころじゃなくなる。
お姫様抱っこをしたまま2階のゆきちゃんの部屋に行く。
中に入ってあぐらをかいて座る。
その上にゆきちゃんを座らせる。