超人気アイドルは、無自覚女子を溺愛中。
周りに魅力を振りまきすぎ。
「それってどうゆう……んっ、」
「ほら、簡単に唇奪えちゃう」
首を傾げるゆきちゃんがかわいすぎて、言葉の途中で唇を重ねた。
驚いたようにしてから頬を赤らめて、おれを見上げる。
その顔は本当にかわいすぎてやばい。
「……それは、颯くんだからです。いつでも奪って?」
あぁもう!
おれがどれだけ我慢してるかわかってない。
ゆきちゃんはいつもずるい。
ここで敬語じゃなくてタメ口になるのってだめでしょ。
ほんと知らないから。
「煽ったのは雪乃だからね」
真っ赤になったであろう顔でかっこつかないおれは、ゆきちゃんのかわいすぎる薄く赤い唇に自分のを当てた。
触れるだけのキスからだんだんと深くしていき、夢中になって唇を重ねる。
唇の隙間から漏れるゆきちゃんの甘い声は、もう何度も聞いているけど、何度聞いてもかわいすぎて止められなくなる。