超人気アイドルは、無自覚女子を溺愛中。
おれが深く聞かなかったことにホッとしたのか、ゆきちゃんは自分からたくさん話をしてくれた。
ほんとわかりやすいよね。
そんなところも含めてすきだよ。
でも、どうやって聞き出そうか。
どうやって情報集めようか。
そのときひとり、頭に浮かんだ人物がいた。
気は乗らないけど仕方がない。
ゆきちゃんに関わることだ。
ゆきちゃんと電話を終えて、スケジュールを確認してから眠りについた。
つぎの日、おれはもう会いたくないと思っていた人物に会いに行った。