僕の世界の半分で
部活に入って高校生活をそれなりに楽しんで過ぎていった半年。
気が向かない日は部活に行かなくても良いので、息苦しさも不自由も感じたことはない。
ゆんといる時間に加え、絵を描いている時間も僕にとって大事な時間になった。
充実していた。
あたりまえに、僕は今ある環境を楽しんでいた。
だから、気づけなかったのだと思う。
───ひとつの変化が、僕の“普通”にも変化をもたらしてしまうということに。