僕の世界の半分で

 






「ゆきちゃん!」

「わ、ゆんちゃん。どうしたの?」

「ゆきちゃん、ましゃのどこが好き?」

「そうだなぁ…優しいところ、カッコいいところ、実は泣き虫なところ、あと、」

「っ、ちょ、先輩!」

「うわー雅翔照れてる。きも」

「雅翔って意外とかわいいとこあるよな」

「…勘弁して…」






今日は僕の家で3家族が集まってご飯を食べる日。


「雪ちゃんも連れてきたらいいじゃない」という母さんの提案に乗せられて先輩も連れて家に帰った結果、早々に公開処刑されるという事件が発生した。



本当、恥ずかしいから勘弁してほしい。

< 65 / 76 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop