紅の華_
「俺が運ぼうか?」
「だめ。」
逞を芽依には触れさせない。
ここに連れてくるのもちょっと抵抗あったけど…私にはここしかないから、芽依には心の中で謝っておこう。
「おつかれs「しー!!」
…忘れてた。
下っ端たちがものすごい熱血なの。
「理緒さん!そちらのお方は…?!」
「バカお前声でけえって!…あ、俺もか」
小声なのにうるさいとか、ある意味才能かなこの子達は。
「2人とも、芽依起きたら承知しな───」
「…理緒?」
……起きちゃった。