紅の華_
───この光景、デジャヴ。
また私を襲おうとして、触れたその男が倒れた。
「…っ邪魔入んねぇんじゃねーのかよ!!」
倒れた翔くんらしき男は尻もちをつきながらも口だけは達者。
…それにしても誰だろう。
理緒からは了解、気をつけてねとメールの返信が来ていたから理緒ではないとして。
「…大丈夫?」
その人がまさかの人で、少し驚いた。
それにその制服は……
「一緒の学校だったんだね。藍」
メニュー