* NG girl *
「そこ邪魔なんだけど?」


この事態を全く問題なく完全スルーする男。



「黒崎君、聞いてたなら離して。」


心はバクバク激しくビート中。
精一杯冷静に、私は言った。



なのにあり得ない事を黒崎は言う。



「常磐さん、こっち気にしないでサーバー使っちゃって下さい。俺ら 今忙しいから♪」



気にしろ────、
しかも忙しいって何が?
黒崎、一回死んでくれる?


私 常磐の前では完璧女の仮面被り続けたいんだけど。



「浅倉 嫌なら助けるけど?俺じゃ更に嫌か?」 



ほんとイヤだ。もう…
私が私じゃなくなって。
こっちの感情無視して、涙が零れた───
 


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