夜になる前にわたしを照らしてくれたいちばん星は君でした。
それでも、はい分かりましたって水城くんと関わるのをやめるなんてできるわけもなくて、わたしはとりあえず間を持たせようと

「な……、なんで?」

そう言っていた。


やっぱり、瑠璃さんはなんだか怖い。


ただでさえ普通のモデルさんよりも綺麗な顔をしているのに、そんなことを言われたらなおさらだ。


怖くて一言話すだけでも声が震えてしまう。


「分かってるくせに。後から来たくせに私たちの間に入ってこないでよ!」


「……っ」


大きな声でそう言われて、思わず1歩引いてしまった。
< 108 / 188 >

この作品をシェア

pagetop