夜になる前にわたしを照らしてくれたいちばん星は君でした。
「なに織原さんまで巻き込んでんだよ」

「しょうがないだろ。終わんないんだもん」

「だから水城はいつになってもバカなままなのよ」

「はあ? 笠岡に言われたくないし!」


本当、仲良いんだな。


水城くんの宿題を片付けながら、わたしはそんな3人の様子を見ていた。


新学期、水城くんの字に似せて書かなかったわたしの字だけ他の字と筆跡がまったく違っていたらしく、水城くんが自分で宿題をしなかったことはすぐにバレてしまったんだけどね。
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