夜になる前にわたしを照らしてくれたいちばん星は君でした。
「大丈夫。きっと、前の学校みたいな子は居ないわ。だってこんなに綺麗な自然と海に囲まれて生きてるのよ。きっと心も綺麗な子ばかりよ」


お母さんの方を見ると、希望を持っているような、不安そうな、なんとも言えない顔をして学校を見上げていた。


「……そうだね」


わたしはそんなお母さんに曖昧に笑って返すことしかできなかった。
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