夜になる前にわたしを照らしてくれたいちばん星は君でした。
好きだなあ、こういう穏やかな時間。


そういえば、水城くんは練習を中断してわたしの所に来たんだよね。


なんでわざわざわたしの隣に座って無言で海を眺めたりしてるんだろう。


言おうかとも思ったけど、隣にいるのが心地良いからやっぱり言わないでおいた。


ふと、わたしがずっと悩んでいたことを話してみようかと思った。


水城くんが練習しなきゃいけないのは分かってるけど、なんだか今じゃないと話せない気がしたんだ。
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