夜になる前にわたしを照らしてくれたいちばん星は君でした。
わたしの並んだうどん屋の列は短かったので、割とすぐに席に戻ることができた。


そういえば、いつの間にか気まずくなくなってる。


思ったよりリラックスして水城くんと話せてよかった。


うどんを持って席に戻ると、笠岡さんと櫛宮くんが先に戻ってきていた。


「水城は?」

「まだ並んでる」

「うわー、よくあんなところに並んだな」


聞けば水城くんはラーメンに目がないらしく、ラーメン屋があれば待ち時間なんか気にせずに並んでしまうのだそう。


さすがに水城くんを待っているとせっかくの料理が冷めてしまうので、3人で先に食べてしまうことにした。
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