夜になる前にわたしを照らしてくれたいちばん星は君でした。
そういえば3人でご飯を食べるなんて初めてだ。


いつも中心に水城くんがいたから、なんか変な感じ。


「ねえ、水城と何か進展はあったの?」


唐突にそんなことを聞かれて、わたしは少し固まってしまった。


「……え?」


「水城のこと、好きなんじゃないの?」


笠岡さんのその言葉に、飲み込みかけたうどんが変なところにいきかける。


「ゲホゲホ、なんで……!」


わたしが……水城くんを、好き?
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