夜になる前にわたしを照らしてくれたいちばん星は君でした。
「もしかして気づいてなかったの? 花凪ちゃん、水城と話してる時はすごく嬉しそうだよ」

「それに、水城を見る時の目がキラキラしてる」


き、キラキラ……?


わたしはゆっくり、水城くんとの今までのことを思い出してみる。


転校初日に目が合って逸らしてしまったこと。

恥ずかしいところを見られてから話すようになったこと。

私を初めて穏やかな気持ちにさせてくれたこと。

いつも優しくしてくれること。

抱きしめて、わたしの道を照らしてくたこと。

いつの間にか、頭の片隅にはいつも水城くんがいて離れないこと。

水城くんと、もっと話したいと思っていること。

不意にドキッとすること。

いちばん星の笑顔。

わたしの胸をいっぱいにする水城くんへの感情……。


私……水城くんのことが──。
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