血に濡れた上履き
怖いよ。怖すぎる。
「まぁ、琴莉。なんでここに居るのかしら?」
わざとらしいお嬢様口調で微笑みかけてくるマリア。
瞳の奥が笑っていなくて、ゾクッとする。
「まだ終点じゃないけど、『琴莉は』終点になりそうね」
マリアは冷たくそう言うと、私を電車から引きずり下ろした。
「まぁ、琴莉。なんでここに居るのかしら?」
わざとらしいお嬢様口調で微笑みかけてくるマリア。
瞳の奥が笑っていなくて、ゾクッとする。
「まだ終点じゃないけど、『琴莉は』終点になりそうね」
マリアは冷たくそう言うと、私を電車から引きずり下ろした。