血に濡れた上履き
「あらあらあ、大丈夫??」
嘲笑うような声が上から聞こえる。
見上げると、あんなに綺麗だった髪はどす黒く染まり、目も真っ赤になって、手先からは血が滴り落ちているマリアが居た。
「マリア……」
「ふふ、本当はすぐ殺しても良かったんだけど、どうせならもっとお話したいなって」
マリアは天使の顔をした悪魔だ……
「アンタをこんな目に合わせたのには理由があるの」
理由??
「私、実は生まれ変わりなのぉ……」
狂った様な笑い方をするマリア。
「前話したよね?『高城リノ』っていう子の話。それ、私。『メイ』という名前の子も話したけど、その話も私の経験を当てはめただけ」
え、つまりは……
マリアは、死者……?
「そう、お察しの通り、私は既に死んでいるわ」
心を完璧に読まれ、私はゾクッと身震いする。
「楽しく学校生活を送っているあなたたちが妬ましくてしょうが無かったのと、校舎裏だけは独占したかったのよ……」
嘲笑うような声が上から聞こえる。
見上げると、あんなに綺麗だった髪はどす黒く染まり、目も真っ赤になって、手先からは血が滴り落ちているマリアが居た。
「マリア……」
「ふふ、本当はすぐ殺しても良かったんだけど、どうせならもっとお話したいなって」
マリアは天使の顔をした悪魔だ……
「アンタをこんな目に合わせたのには理由があるの」
理由??
「私、実は生まれ変わりなのぉ……」
狂った様な笑い方をするマリア。
「前話したよね?『高城リノ』っていう子の話。それ、私。『メイ』という名前の子も話したけど、その話も私の経験を当てはめただけ」
え、つまりは……
マリアは、死者……?
「そう、お察しの通り、私は既に死んでいるわ」
心を完璧に読まれ、私はゾクッと身震いする。
「楽しく学校生活を送っているあなたたちが妬ましくてしょうが無かったのと、校舎裏だけは独占したかったのよ……」