偽りのラブレター
放課後、私は屋上へと足を運んだ。




私はあまりそういうのに応えないような人だが、聞くだけは聞こうと思ってやってきたのだ。




でも、そこには誰もいなかった。




「全くもう、こういうのは私が来る前に来とくべきなんじゃないの」




私はポツリと独り言を呟く。




このままここにいるのも暇なので、私は屋上を一周してみた。




ここの学校の屋上は意外と広い。




それに、影になるところにいないと日焼けしちゃうし。





「ふう…」




私はため息をついて影になるところに入り込んだ。


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