気がついたら好きだった
正直、ふざけてると思った。
こんな条件馬鹿げてる。
けど、
「凛、どうする?」
「.....」
「条件のむ、のまない?」
「あのさ…
1日だけ、1日だけでいいから有余ちょうだい?」
考えてみたかった。大学に行きたいから...
「うん、分かった」
「ありがとう」
「じゃあ、明日病院で点滴するからそれまでに」
「えっ、ちょっと待って、
明日土曜日だから午前中までにってこと?」
「あぁ、そうだよ、
13時まで待ってあげるからちゃんと来いよ」
「えっ、ちょっ」
私が何かを言う隙をあたえずに
「異論は認めないからな」
と、言われ部屋から出て行った。