気がついたら好きだった
「女の人」

「えっ?」
何を言ってるのか分からなかった。

「だから、唯斗君の弱点は、女の人だって」

「えっ、私一応女だけどさ、そんな風に感じたことなかったよ?」

「うん、でも、事実だよ!唯斗君が高校生の時に付き合ってた彼女に浮気されたみたいで、苦手になったらしいよ」

「えっ、でも可愛い看護師さんとかと普通に接してる気がするけどな…」

「それは、仕事だからだよ、プライベートとなると変わってくるよ、きっと」

「えっ、じゃあ、私は?私は女として見てくれてないってこと?」
と、絢斗に聞くと、予想外の答えが返ってきた。

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