気がついたら好きだった
1限目が始まる前に絢斗が振り返り、

「テストの合計点勝負しようぜ?」
と、言って来た。

「えっ、無理!今回自信がないもん」

「昨日、忙しい中お見舞い行ってやったんだけど」

「えー、それとこれとは...」

「スポーツドリンクだってあげたし、あっそう言えば、お昼にサンドウィッチも」
と、言い出した絢斗に渋々承諾すると、

「負けた方は、なんでも1つ言う事を聞くこと!」
と、勝手に罰ゲームまで決められてしまった。

「えっ?は?ちょっと待って!」
と、言う声と同時に先生が来てしまった。
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