気がついたら好きだった
私の上に覆い被さり、両腕を掴みながら言った。

「凛、さっきから俺のこと誘ってんの?」

「は?何言ってんの?」

「だってこの格好エロすぎでしょ?」

「別にエロくない!」


「ぶかぶかのTシャツに....」
と言いながら、
私の両腕を上に挙げそれを、左手で掴み、


右手で、
「したは...」


私のTシャツをめくった。





「なんだ、短パンか...」

「当たり前でしょ?暑いし、この格好楽で良いんだよね!それより、早くどいてよ」
私の言葉は、無視された。

「凛、俺と付き合って」

「だから、なんでそうなんの?」

「好きだから!凛のことが好きなんだって!俺...」

「えっ」

「凛はさ、俺のこと、本当に友だちとしてしか見れないの?」

「うん、ごめん」

「今は、それでもいいから、お試しでもいいから俺と付き合って?」

「......」

「もし、それも断るなら俺、今からお前のこと...」

そう言いながら、
私を抑え込む力が強くなった。

「冗談やめてよ?」

「ううん、俺は本気だよ?
少しはさ意識してよ....俺のこと....」

そう言うと、
絢斗の顔がどんどん近づき、
唇があたる、



その寸前で、
私は顔を左に避けた。

「あやと....お願い...やめて…」
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