気がついたら好きだった
健兄に見せると、思った通りの反応が返ってきた。
「数学...必須なんだけど...知ってるよな?」
「うん、知ってる、66点でも、一応平均点は超えてるよ?」
「平均って、全クラスのだろ?凛のいる特進だけの平均だったらさ、70は取れる問題だろ?」
「......」
「このテストいつ返ってきたの?」
「1週間くらい前」
「じゃあ、解き直してるよね?」
「えっ、あー、うん….まぁ...」
ピー、ピー、ピー
洗濯機の音が鳴った。
「じゃあ、凛、自分の洗濯物を干して来て?
俺は、間違った問題を紙に写しといてあげるから!」
そう言って、私に、にこっと笑いかけた。
私は、洗濯機の前に行き、
洗濯物をカゴに移し、
リビングを通りベランダへ....
なるべくゆっくり、時間をかけて丁寧に干した。
「凛、干し終わったなら、早く中入んなよ?暑いんだし...」
「あー、うん...」
家の中に入り、カゴを戻している間に名案が浮かんだ。
「数学...必須なんだけど...知ってるよな?」
「うん、知ってる、66点でも、一応平均点は超えてるよ?」
「平均って、全クラスのだろ?凛のいる特進だけの平均だったらさ、70は取れる問題だろ?」
「......」
「このテストいつ返ってきたの?」
「1週間くらい前」
「じゃあ、解き直してるよね?」
「えっ、あー、うん….まぁ...」
ピー、ピー、ピー
洗濯機の音が鳴った。
「じゃあ、凛、自分の洗濯物を干して来て?
俺は、間違った問題を紙に写しといてあげるから!」
そう言って、私に、にこっと笑いかけた。
私は、洗濯機の前に行き、
洗濯物をカゴに移し、
リビングを通りベランダへ....
なるべくゆっくり、時間をかけて丁寧に干した。
「凛、干し終わったなら、早く中入んなよ?暑いんだし...」
「あー、うん...」
家の中に入り、カゴを戻している間に名案が浮かんだ。