私に愛を教えたのは…
母に言われた後、必要なものをダンボールにいれて寮に直接郵送してもらった
新しい高校には、始業式の前日に行くことになった


今、部屋には寮に入る当日に持っていく手さげカバンのみとなった
カバンの中には、変装用のメイクポーチ、財布、手帳、携帯、イヤホン、ノートパソコンなどが入っている
陽は、どこか楽しそうに準備をしていた
洋服やヘアアクセにこだわりがある陽の荷物は、私の倍ほどあった
私は、洋服とかに興味がなく着れればなんでもいいので…気にしない

そして、寮に引っ越す日になった。
陽は、緊張半分、楽しみ半分といった感じの顔をしていた
服装は、私も陽も新しい学校の制服
しかし完全指定では無いため少しアレンジしてもいいらしい
陽は、茶色と白のチェックのスカートにブラウスとピンクのセーターを着て髪はゆる〜く巻いていた
一方の私は、指定の制服+スカートは膝下、髪は顔が隠れるようにしておりその上黒縁メガネとマスクの地味子。
私が顔を隠しているのには、訳がある
①陽と違いブスだから←無自覚
②父の言いつけ
③の理由は、その内言うことにしよう
主にこの3つの訳である
陽「ねぇ、月ちゃーん…
本当にその格好で行くの?」
「うん…」
玄関で靴を履いてると陽が声をかけてきた
どことなく不服そうな顔をしている
まァ…家では変装してないからね

< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop