解体


「親父。入るぞ。」


そういって入ってきた若たち。


まあ。入れば見えるよな。


『ゆう!』


全員が叫んでゆうくんに駆け寄った。


「ゆう?どうしたの?」


「こっち、みろ。ゆう。」


洋祐がそれの顔を覗きこむと


「.....ゆ、う?いなく、な。らないで。」


そう言って洋祐が過呼吸になった。


すぐに総司が対処していたが


洋祐はゆうくんから離れようとしなかった。


総司の手を振り払ってゆうを抱えて


部屋の隅で縮こまった洋祐


それをみた夕立と時雨が


洋祐とゆうくんのところに行き


洋祐を落ち着かせていた。


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