解体
蓮都side.


ゆうの意識が戻ってきて洋祐も落ち着いたところで


「...親父。何をした?」


「俺は...なにもしてない。」


「じゃあ。なんでああなってるんだ?」


「それは...楼騎か遥に聞いてくれ。」


「遥さん?何かしましたか?」


「...いいや。してない。」


「楼騎さんは?」


「なーんもしてないよぉ」


まあ。こんな答えで俺の隣のやつが許さねぇんだよな。


「あまり。俺を怒らせないでもらえませんか?


それで楼騎さん。なにしたんですか?」


「な...にもしてな...いでぇす。」


「楼騎さん?」


「なんでそうなったか分かんないんだよぉ...。


俺たちを見たら急におめめ真っ黒にしちゃって...。


なんでぇ...??」



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