解体


ここら一帯は、雲雀組の私有地だから


建物があっても人は住んでいない。


だから、音が鳴り響いても誰にも聞かれない。


トカレフだから安全装置なんざついていない。


その時、遥がゆうくんを呼んだ。


「...........ゆう。」


ゆうくんが立って振り向いた瞬間


遥が引き金を引いた。


銃声が鳴り響くと共に


潰れていたやつらが全員起きて、銃を構えた。


素晴らしい反射神経だ。


そして銃声の方を見れば


ゆうくんが倒れていた。

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