解体
そのとき。
部屋の窓が割れて、黒ずくめの男が4人入ってきた。
銃を構えようとしたはずなのに...
背後にいた黒ずくめの男に薬を嗅がされて
体が動かなくなった。
そして、楼騎も同じ状況らしかった。
そう。侵入者は6人だった。
そして、男たちは、組長に銃を向け
撃った。
だが、その弾は一発も当たることはなかった。
何故なら、ゆうが組長を庇って
銃弾を全て受けたのだから。
そして、騒ぎを聞き付けて走ってきた若たち。
若たちが部屋に入ったのと同時に
男たちは、ゆうを抱えて窓から出ていった。