解体



その日を境に。


ゆうは目を覚まさなくなった。


夕立と時雨が夢の中を見に行ったらしいが


真っ暗で何も無かったと言っていた。


そして、ゆうが起きなくても俺たちには


仕事が回ってくる。


今度、また大きな抗争がある。


それまでに、ゆうには起きてほしかった。


今度の抗争は、前のとは違って


かなりでかい組との抗争だったから。


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