解体
蓮都side.


抗争は、思いの外苦戦していた。


そこら中で、銃声が鳴り響いていた。


すでに、洋祐は足を撃たれて動けないでいたから


車の影で隠れていた。


時雨と夕立が速攻で攻撃しては


戻ってきて体勢を立て直して


もう一度速攻に入るを繰り返していた。


「...っあ。」


「...っっぐぅ。」


だが、それも今。途切れた。


時雨は利き腕の右腕を撃たれ、


夕立は脇腹を撃たれた。


他の組員たちもかなり疲弊していて


勝ち目が見えなかった。


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