解体



そのときだった。


無数の銃弾が交わる大通り。


そのど真ん中を、ゆっくり歩く彼。


銃弾なんか当たらない。


否。何か不思議な壁が銃弾を跳ね返して


彼を守っていた。


それでもなお、彼に銃弾の雨は降り注ぐ。


彼は、俺たちが隠れる車のところで止まった。


彼は...........。


ゆうは、こっちを見た。


そして洋祐と時雨と夕立の傷を治し


他の組員たちの、かすり傷やら重症の傷を治した。


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