解体


それでもって、瞑っていた瞼の中には


左右非対称な瞳が入っていた。


左が黄金色っていう方が合っている


黄色で。


右が真っ赤な赤だった。


その顔を見た俺たちの顔は多分真っ赤だろう。

< 38 / 145 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop