解体


そんな彼らは、


敵の屍には目もくれず


敵の組に商品として扱われた人々を


探し始めた。


しかし、なかなか見つからない。


そんな時、側近の一人が隠し通路を見つけた。


それは地下に続くものだった。


だが、地下には人の気配を感じなかった。


空の牢屋がただ広いこの地下に


広がっているだけだった。

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