解体
「はぁ....。とりあえず今日は俺がゆうと寝ます。
異論は認めませんよ?
ゆうだって本調子ではないんですから。」
総司がそう言うと、小言の矛先は総司に。
が、俺たちの中で総司に口で勝てる奴が
いただろうか。
否、あいつの口車にのせられて丸め込まれるのがオチだ。
「とりあえず、「今日は」ですよ。
明日からは順番でも決めて
ローテーションで一緒に寝ればいいでしょう?
何か質問は?ありませんね?」
『...ないです。』
ほら見ろ。言った傍から丸め込まれてやがる。
「蓮都は?」
「ねえよ。」
そう言って、膝で眠るゆうを総司に預けた。
そして、俺たちはそれぞれの部屋に戻った。