解体
「持ってきたよぉーー!」
そう言って走ってきた夕立は
ゆうに薄めのタオルケットをかけて
抱っこした。
背中をぽんぽん優しく叩くと
ゆうは落ち着いたのか眠ってしまった。
夕立はそのまま抱っこしたまま、ソファに座った。
「昨日の夜中も、こんな感じですよ。
まあ。昨日よりひどかったですけど。
おそらく、鎖は怖いのでしょう。
なるべく目に入らないようにしましょう。」
そんな会話をしながらゆうが起きるのを待った。
.....ゆうが起きたのは夕方前で、その間
ずっと夕立と時雨がゆうを見ていた。
そのまま、ゆうは夕食を食べないで
寝ることになったので、
夕立と時雨が一緒に寝にいった。