解体
「.....ハッ。...ヒュッ.....ヒュッ.....」
ゆうの過呼吸で目が覚めた僕たち
すぐビニール袋で対処して
過呼吸はすぐに治まったが
ゆうは震えて涙を流していた。
「.....使うか?」
「.....でも。」
「.....知っとくべきなんじゃないか?」
「......うん。」
俺たちはちょっとした不思議な力が使える
まあ。害はない。
一緒に寝た奴の夢を共有するっていうだけの
そんな力。
だから俺たちはめったに人と寝ないんだが
ゆうは別だろう。
そんなこんなでゆうの夢を共有することにした俺たち。
再びゆうを抱きしめてもう一度眠りについた。
今度はゆうの悪夢をみるために......。