解体
組員と思われる男どもに囲まれているゆう。
何をされてるかは一目瞭然。
男どものナニがゆうのドコに
いれられている最中だった。
「......あの野郎共っ!」
「.....今の僕らじゃ何もできないね。」
「...くそっ!!!」
「.....今はゆうの過去の夢を見よう。
それで、その分ゆうを愛でよう。」
「......。...ああ。そうだな。」
そのあと、ゆうの夢の中で
あの組の相当な数のゆうに対しての
暴力。性的暴力。...。
それらを遡るようにして見ていると......。
急に景色が変わった。
というか、景色というより視界が
テレビの砂嵐のようなそんな状態になり
耳の届く音は、酷いノイズに変わって
それ以上の過去が見れなかった。
「.....どういうこと?」
「.....わかんねえ。」
「.....あと少しでゆうが
あの組に来る前の記憶が見れたのに...。」
「.....ああ。でも。」
「ここまで、見れただけでも十分な収穫だよね。」
「ああ。」
そこから、俺たちの意識は遠退き眠りについた。