解体
「そこまでだ!」
そういって、蓮都がドアを
勢いよく開けて部屋に入ってきた。
が、ゆうの昨日の夢の中に似たような状況があった。
それを思い出してゆうを見ると
案の定、震えていた。過呼吸にもなりかけている。
「蓮都!待って!そこで待って!」
「ゆう。だいじょーぶ。蓮都だよ」
「大丈夫だ。あいつらじゃない。」
「怖くない。怖くない。」
「.....ゥ?.....ッ?」
「.....アウ?」
「うん。蓮都だよ。」
「大丈夫だ。」
「.....何か。.....あったのか?」
「.....後で話す。」
「ゆう。落ち着いたね。着替えにいこっか!」